迷ったら119番で相談する

救急車は緊急の時だけ呼ぶべきなのですが、緊急とはかけ離れた症状でも救急車を呼ぶ人がいます。
歯が痛いからとか水虫がかゆいから、しゃっくりが止まらないからとかとんでもない理由で呼ぶ人がいるようです。
また、タクシー代わりに使ったり、待合室で待ちたくないからといった理由の人もいるようです。

そのような理由で救急車を呼んでは救急隊員が迷惑です。
また、働きながら認定看護師の勉強をしてきた救急看護のメンバーにしてみたら、ほんとうに歯がゆいことです。

これでは救急車を本当に必要としている人に救急車が出動できない状態になってしまう。
救急車が一回出勤するためには4万円以上かかるとも言われています。
救急車は本当に必要としている人だけ呼ぶようにするためには有料化した方が良いのではと思います。
外国では救急車を呼ぶのに有料になっている国が多くあります。
ただ、救急車を呼ぶことを躊躇して手遅れになっても困ります。
無料で呼べる日本の仕組みは、全正解でも理想的なものだと感じました。

救急車を呼ぶかどうか迷ったら、取り敢えず119番に電話してみましょう。
救急車が必要と判断した場合は救急車を出してくれます。
ただ、判断が難しい場合があり、救急車の出動を拒否して患者さんが死亡したケースもあります。
やせ我慢なのか、迷惑をかけたくないとうことなのか、若い大学生が亡くなった事例は忘れられない。

また、救急車が病院から受け入れを拒否されて何時間もたらい回しにあって死亡するというケースは、
今後ゼロにしてほしいです。
医療人としてもこんなに悔しいことはない。