専門看護師の資格取得に必要なこと

救急医療を極める道として、専門看護師の資格を取得する方法もあります。
専門看護師の資格にはいくつかの分野が用意されています。
救急医療の現場で役立てられるのは「急性・重症患者看護」もしくは「災害看護」ではないでしょうか。
この専門看護師の資格を取るためには、受験に必要な条件をクリアする必要があります。

受験条件は、看護師免許を有していることに加え、看護系大学院修士課程において専門看護師の教育課程を修了していること、そして専門看護分野の実務研修3年以上を含む通算5年以上の実務研修を済ませていることです。
専門看護師になるためには大学院に2年間通って学ぶことが必須条件となってくるため、その点ではハードルが高くなるでしょう。
場合によっては、休職や退職をして一度大学院へ通学しなければなりません。

試験については書類審査と筆記試験による認定審査が行われます。
筆記試験は書類審査を通過した人しか受けられません。
また、専門看護師の資格を取得しても、更新制であるため一度合格をした後も更新をしないと失効してしまいます。
合格、認定後に実務経験を積まなかったり、専門分野の研究を怠ったりした場合も資格更新とならない可能性があるため、日々看護師として邁進していくことが求められます。
そのため第一線でエキスパートとして活躍し続けることが常に求められる資格ともいえるでしょう。

専門分野での実務経験、大学院への通学など、専門看護師を目指すには長い時間がかかります。
専門看護師を目指したいのなら、人生設計をきちんと考えたうえで資格取得に励む必要があるでしょう。